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第127回「春のお墓参りとお掃除」

本村秀昭

本村秀昭

テーマ:春のお墓参りとお掃除



こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
今回は「春のお墓参りとお掃除」についてお話しします。

【気候もよいこの時期にはお墓参りとお掃除を】

4月も後半に入り5月になると気温も穏やかで過ごしやすい季節がやってきます。ゴールデンウィークで連休になると自由な時間を取れる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
山並みには鮮やかな新緑が芽吹き、気持ちも晴れやかになります。
3~4月の早春には花粉や黄砂などの飛散もありますので、この時期はそうした汚れがお墓に多くたまっていることがあります。
6月になると梅雨の季節となりますので、外出を伴うお墓参りは日を選びがちになってしまいます。
お墓に積もってしまっている花粉や黄砂は、長くそのままにしておくと雨で固まり掃除が大変になってしまうこともありますので、梅雨入り前に一度ゆっくりおちついた時間をとって新緑を楽しみながらお墓の掃除を行っておくのもよいでしょう。
花粉や黄砂の汚れは無理やり力を入れてこするようにしてとろうとすると、砂などの粒子でお墓の表面を傷つけてしまう為、たっぷりのお水をかけ、やわらかい布でやさしく拭き取るようにしましょう。
細かい傷がつくと苔や汚れが付きやすくなってしまうので注意が必要です。

【その他お掃除の注意】

長年墓石に汚れや苔がついたままになっていると、通常の水拭きのお掃除では落とすことが難しくなってしまっていることがあります。
そういった場合は墓石専用として販売されている洗剤を使用することできれいになる場合があります。
お墓で使われている石は美観や加工の都合からデリケートな性質のものが多く、一般的な家庭用のカビ取り洗剤などを使用してしまうと色落ちしてしまったり、毛が固いブラシなどで強く擦ると表面に細かい傷がついてしまいます。

【墓石クリーニングサービスの利用】

上記の方法でお掃除をしてもなかなか汚れが取れないという方もいらっしゃると思います。
その場合は有料の墓石クリーニングサービスを受けることができます。
西部霊苑の管理事務所にて承っておりますのでお気軽にご相談ください。


お墓の掃除も終わりましたらお墓に手を合わせましょう。
季節のお花や、故人が好んでいたお花などを供花として選び、お線香とともにお供えします。
お菓子などをお供えする場合は下に紙を敷くなどし、直接墓石の上に置かないようにしましょう。
お墓にお酒を直接かけると変色やカビの原因になってしまうので出来れば避けたほうがよいかと思います。
食べ物やお酒の缶、生花はその日のうちに持ち帰るようにしましょう。
春の陽気の中で静かに手を合わせ、日ごろの出来事の報告やご先祖様への感謝の気持ちを伝え穏やかな時間を過ごすと心も落ち着き、また明日からの健やか日常につながることかと思います。


それでは次回コラムもよろしくお願いします。


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本村秀昭
専門家

本村秀昭(霊園業)

公益社団法人 西部霊苑

お墓ディレクター1級資格者として、お客様お一人おひとりに的確なアドバイスをお届けできます。

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