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創業から三十余年。何気ない日常を守るべく、暮らしやビジネスに欠かせない設備機器を整備

2万5000件以上の施工実績を持つポンプ・ファンのプロ

佐竹洋

佐竹洋 さたけひろし
佐竹洋 さたけひろし

#chapter1

生活用水や事業用水を供給するポンプや、給排気ファンの新設・メンテナンスに従事

 「皆さまが滞りなく暮らしやビジネスを営めるように、生活用水や事業用水を供給する仕組みを整えます」

 そう話すのは、高知市を拠点に県内全域で機械器具の設置、配管工事業などを展開する「四国アクアサービス」の代表・佐竹洋さん。

 家庭で井戸水をくみ上げるために用いるホームポンプ、マンションや工場、温泉のような大型施設で使用する給水ユニット、冷却水用やオイル用など各種ポンプの新設やメンテナンスに従事。飲食店やホテルの厨房、工場や病院、駐車場などの給排気ファン、汚水を浄化するばっ気用ブロワーなどの設置・修繕も担っています。

 「1990年の創業以来、2万5000件以上の現場に携わってきました。三十余年にわたって培った技術力とともに大切にしているのは、プラスアルファの気遣い。例えば修理を頼まれた際は、塗装により新品に近い状態を取り戻し、お客さまの期待値を超えることを心掛けています」

 ポンプやファンが正常に動かなくなれば生活や事業が立ち行かなくなるため、迅速に対処することを意識。緊急性が高い場合は、可能な限り即日対応します。

 「音がうるさい、機器が作動しない、水漏れしている、煙を吸わない、風量が少ないなど、異変があればお声がけください。当方は消火ポンプや連結送水配管、スプリンクラー、呼水槽といった消防・防災設備の点検と整備も承っています。万一に備えて適切に保守管理し、かけがえのない命を守りましょう」

 高齢化が進む中、佐竹さんのもとには30代の職人が在籍。「少数精鋭の機動力で、お客さまと末永くお付き合いしたい」と語ります。

#chapter2

父が創業した会社を継ぎ、より多くの要望に応えるためSNSなどで情報を発信

 1979年に高知市で生まれた佐竹さん。工業高校を卒業後、父・憲治郎さんが立ち上げた「四国アクアサービス」に入る道もありましたが、東京で働きたい気持ちから上京します。システム会社や飲食店、文房具の営業会社を経て25歳のとき家業に入ります。

 「きっかけは父からの電話で、『業績が芳しくなく、事業を手伝ってほしい』という話でした。良いタイミングだったこともあり、帰郷を決めました」

 実家に戻ってからは、学生時代にサッカーに打ち込んだバイタリティーを発揮。黙々と職務に打ち込む父の背中を見て、配管といった実務の手順を習得します。憲治郎さんの後を継いで代表に就任したのは2022年、43歳のとき。憲治郎さんから要請があったわけではなく、自ら交代を打診しました。

 「無事に現場を終えたときの達成感と、お客さまからいただく感謝の言葉。ご家庭や事業所など各方面に伺う中で、工事をやり遂げ、喜んでいただくことにやりがいを見いだしていました。数多くの要望に応えるためにも、もっと会社を大きくしたいという思いがあったのです」

 入社以降、佐竹さんは独学により、ホームページを自ら制作。SNSでも作業内容を積極的に発信してきました。

 「当方のサイトやSNSを見た方からご連絡があり、大規模な案件が決まったことも一度や二度ではありません。私どもの活動を評価してもらえるのはうれしい限りです」

佐竹洋 さたけひろし

#chapter3

地域社会を支えるため公共工事も積極的に請け負い、業界の健全化にも尽力

 佐竹さんは地域に貢献するため、今後は公共施設の給排水や給排気、消防設備などを積極的に請け負っていく方針を掲げています。「これまで、自治体側から入札指名を受けたとき以外、公共工事は手掛けてきませんでしたが、経験を重ねる中で幅広いスキルが身に付きました。自社だけで難しい場合は他社に協力を仰ぎ、多様なニーズに応じていきたいと思っています」

 2代目として会社を率い、業容の拡充に力を注ぐ佐竹さんが目指しているのは設備業界の健全化です。「水や空気を送り、排出するポンプやファンはインフラとして欠かせませんが、多くの人にとってなじみがなく、仕上がりの良しあしを判断しづらい側面があります。心無い工事で不利益を被ることがないよう、専門知識と優れた技術を持つプロ集団として機器の選定から施工、アフターケアまで誠意をもって取り組み、お客さまの不安や疑問を解消していきたいですね」

 信頼感を醸成するため、服装などの身だしなみや言葉遣いに一定の基準を定めるほか、不透明なイメージを変えるべく、事前に業務内容を丁寧に説明。何にどれだけの費用が必要になるかを詳しく伝えることで、安心感につなげたいと考えています。

 「人材不足が進む昨今、業界を志す若手が増えることも願っています。やりがい十分の素晴らしい仕事ですから、一緒に地域社会を支えましょう」と呼び掛ける佐竹さん。今日もさまざまな不具合に向き合い、何気ない日常を守るため汗を流しています。

(取材年月:2025年4月)

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専門家プロフィール

佐竹洋

2万5000件以上の施工実績を持つポンプ・ファンのプロ

佐竹洋プロ

管工事業

有限会社四国アクアサービス

ポンプ・ファンのメンテナンスや新設、付随する配管工事を手掛ける。1990年の創業以来、2万5000件以上の施工に携わってきた。培ってきた技術力とちょっとした心遣いを大切にし、何気ない日常を守る。

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