PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

研修×外注で、長期的なデジタルマーケティング戦略をかなえる

社員研修と運用支援でデジタルマーケティングを支えるプロ

石元和弘

石元和弘 いしもとかずひろ

#chapter1

内製と外注のバランスを見極め、社内ノウハウの蓄積とコスト削減を目指す

 「SNSをやった方がいいと聞くが、何から始めたらいいのかわからない」。西宮市にある「NWS(エヌダブルエス)」代表取締役の石元和弘さんは、そんな企業の悩みに応えるデジタルマーケティングサービスを提供しています。

 「SNSなどのデジタルマーケティングは、広告でない限りは、始めてすぐに成果が出るものではなく、中長期的な視点が求められます。地道に取り組むことで、少しずつ効果が現れ、アカウントの影響力も強くなっていくものですが、半年や1年スパンで結果が出ないと、予算面から中断してしまう企業も少なくありません」と石元さん。

 提案するのは、「内製化できる業務」と「外部に委託すべき業務」を分けてコストを抑えつつ長く続けることです。経験豊富な講師による研修で内製化を支援し、社内で対応が難しい分野は、外部パートナーとしてサポートします。
 「例えば、SNSの投稿やコメントへの返信など、日常的な運用は自社で行い、SNS戦略立案や動画制作といった専門性の高い業務は私どもが担う、といった役割分担が可能です。『自社でできることを増やしたい』という声は多く、段階に応じた研修を取り入れることもできます」

 特に、建設や製造など、デジタルマーケティングの導入が遅れているとされる業界に、利用してほしいと話します。
 「自社の魅力を効果的に発信することで、集客や採用に良い影響が期待できます。『ホームページを作ったきり』では、競争力の面で不利な状況といえるので、まずは研修で学んでいただき、できない分野は外部の専門家を活用して、その状況を解消してほしいですね」

#chapter2

指導経験が豊富な講師による研修を通して、社内担当者を育成

 石元さんのもとでは、官公庁向けのセミナーや専門学校などでの指導経験を有するマーケティングの専門家が、研修講師を務めます。
 「私自身が、デジタルマーケティングを学んだ際に、指導してもらった講師を顧問に迎え、カリキュラムの監修もお願いしています。豊富な指導実績を誇るプロから教えてもらえる点は大きなメリットです」

 研修は主にオンラインで、「標準研修プラン」と、「オーダーメイド研修プラン」の2種類を用意。自社の目的や課題に合わせて必要な内容を組み合わせられるオーダーメイド型を選ぶ企業が多く、柔軟なスケジュールを組める点も好評だそう。
 
 メニューは、SNS運用の基本から、データ解析、ブランディング設計、採用への活用、さらに生成AIを活用したコンテンツづくりなど、幅広いニーズに対応。今後も、受講者のフィードバックなどを反映しながら、内容の拡充を進めていく予定です。
 「受講者から、『企業アカウントの運用は、個人で使うのとは違うとわかり、発見があった』『もっと勉強したくなった』といった感想をいただいています」

 研修後は2カ月のアフターフォローを行うほか、必要に応じて運用支援も行うため、「困ったときにすぐ聞けるのが助かる」との声も寄せられています。
 「実際にやってみて『どうしたらいいかわからない』となることも多いので、研修だけで終わらないサポートを提供できるのが当社の強みです。長く続けるうちに、社内でできることが増え、会社の資産になっていくので、そこをお手伝いしたいですね」

#chapter3

スクールで自ら学ぶ中でSNSの魅力に触れ、事業をスタート

 石元さんは、大学卒業後、学習塾の講師を約10年務めた後、IT業界でハードウェアを扱う仕事に従事。2015年にIT業で起業しました。事業の幅を広げるため、WEBマーケティングスクールで学んだことが転機になりました。
 「魅力的な講師との出会いもあり、とにかく新しい知識を学ぶことが楽しかったですね。上級ウェブ解析士の資格を取得したときに、スクールで共に学んだ同期にお礼を言いたいと思ったことが、SNSの良さに気付くきっかけになりました」

 それまでSNSとは無縁だったという石元さん。
 「発信することで、思いがけない人とお会いできたり、『投稿を見て勉強しています』とのお声をいただいたりして、やってよかったと思うと同時に、改めて、SNSはコミュニケーションの手段だと実感しました。企業にも、SNSで自社の魅力を伝えることは多くの人と接点を持つきっかけになると、体験としてお伝えできます」

 学びを生かして、2024年にデジタルマーケティング事業をスタート。社名の「NWS」は、「Nurse(大事に育てる)、Weave(織る)、Sincerely(誠実に)・Step by step(少しずつ)」の頭文字を組み合わせたものだそう。
 「誠実に、(信頼を)少しずつ織って大事に育てていくという意味を込めました。地元の西宮を拠点に、地域密着で事業を展開し、将来的には全国にサービスを広げていきたいですね」と話します。

(取材年月:2025年4月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

石元和弘

社員研修と運用支援でデジタルマーケティングを支えるプロ

石元和弘プロ

デジタルマーケティング

株式会社NWS

経験豊富な講師による社員研修により、デジタルマーケティングの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供。外注費のコスト削減と、持続的な運用をかなえ、集客や採用で成果を導きます。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ神戸に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または神戸新聞社が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO
OSZAR »