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長谷川絵里子プロは北海道テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です

「いつか」を「今日」に!お菓子作りの夢、時間割の魔法で叶えませんか?

はじめに

「本当は、手作りのお菓子を子どもたちに作ってあげたいな」「いつか時間ができたら、本格的なパン作りに挑戦してみたい」…そんな風に、心の中に温めている「小さな楽しみ」はありませんか? 毎日、家族のために一生懸命頑張っている皆さんだからこそ、ふとした瞬間にそんな夢が頭をよぎることがあるかもしれません。

しかし、現実は時間に追われる毎日。「時間がないから無理だよね」と、その大切な夢を心の奥にしまい込んでしまってはいないでしょうか。パート、家事、育児…やるべきことに優先順位をつけていくと、自分のための時間はどうしても後回しになりがちです。

でも、もしその「時間がない」という感覚が、ほんの少しの工夫と「選択」で変えられるとしたら? このコラムでは、皆さんの「自分自身の小さな楽しみ」、例えば「お菓子作り」の時間を創り出すための具体的なヒントを、「時間割」という考え方と、日々のタスクの整理術を通してお伝えします。諦めていた夢への扉を、一緒に開いてみませんか。

「時間がない」の正体は、心のブレーキかも?

「時間がない」という言葉は、まるで合言葉のように私たちの口から出てきます。確かに、やるべきことは山積みで、物理的に時間が足りないと感じることは多いでしょう。しかし、一度立ち止まって考えてみると、その言葉の裏には「時間があっても、疲れていて気力が湧かないかもしれない」「失敗したらどうしよう」「完璧にできないなら、やらない方がいいかも」といった、無意識の心のブレーキが隠れていることもあるのではないでしょうか。

特に、真面目で責任感が強く、何事もきちんとやりたいと思う皆さんほど、新しいことを始めることへのハードルを高く設定してしまいがちです。そして、「自分の楽しみのために時間を使うこと」に、どこか罪悪感のようなものを感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、考えてみてください。皆さんが心から楽しんでお菓子作りに向き合う時間は、皆さん自身を満たすだけでなく、その喜びはきっと家族にも伝わり、食卓をより温かなものにするはずです。「時間がない」という思い込みのフィルターを一度外し、「どうしたらできるかな?」と視点を変えること。それが、夢を実現するための最初の、そして最も大切な一歩となるのです。

毎日に「スキマ時間」という宝物を見つける視点

「まとまった時間がないと、お菓子作りなんて無理」そう思っていませんか?でも、私たちの日常には、意識してみると意外な「スキマ時間」が隠れているものです。大切なのは、その小さな時間を見つけ出し、上手に活用するという「選択」をする意識です。

一つ目の新しい視点は、「お菓子作りをイベント化しない」という考え方です。「週末に半日かけて、手の込んだケーキを焼く!」と意気込むと、準備も大変ですし、失敗した時の精神的ダメージも大きくなりがちですよね。そうではなく、例えば「平日の夜、子どもたちが寝た後に30分だけ、クッキー生地を仕込む」「週末の朝、家族がまだ起きてこない静かな時間に、パン生地をこねる」というように、作業を細かく分割し、日常の短い時間で少しずつ進めていく「細切れお菓子作り」という選択肢はいかがでしょうか。これなら、負担も少なく、気軽に始められるのではないでしょうか。

二つ目は、「完璧なスタートを待たない」という選択です。「専用の道具を揃えてから」「もっと上手に作れるようになってから」…そう考えていると、いつまで経っても第一歩は踏み出せません。まずは、家にある道具で、一番簡単なレシピから始めてみる。たとえ形が不揃いでも、少し焦げてしまっても、それもまた手作りの愛嬌です。「完璧な仕上がり」をゴールにするのではなく、「家族と楽しむ時間」「自分が夢中になれる時間」をゴールに設定すれば、お菓子作りのハードルはぐっと下がるはずです。

三つ目は、「誰かと一緒に楽しむ」という選択も考えてみること。お子さんと一緒にクッキーの型抜きをするのは、きっと楽しいコミュニケーションの時間になります。あるいは、同じ悩みを持つママ友と一緒に、「初心者しかいないお菓子作りパーティー」を企画してみるのも良いかもしれません。誰かと一緒なら、モチベーションも維持しやすく、楽しさも倍増するでしょう。「一人で黙々と」だけでなく、「誰かとワイワイ」という選択肢も、お菓子作りの楽しみを広げてくれます。

「お菓子作り時間」を生み出す、我が家の時間割シミュレーション

では、実際の日々の生活の中で、どうやって「お菓子作りの時間」を捻出すれば良いのでしょうか。ここでも、「ゴール(お菓子作りを楽しむ!)」を明確にし、そこから逆算して日々のタスクや時間の使い方を選択していくことが鍵となります。

【ゴール】今週末、子どもと一緒に30分~1時間程度でできる「簡単スコーン作り」に挑戦する!
ステップ1:【現状の週末の過ごし方と時間の洗い出し】
土曜日:午前(長女の習い事送迎、その間にスーパーで1週間分の買い出し)、午後(公園、または家でゆっくり)、夕食準備。
日曜日:午前(夫は趣味で外出、子どもたちと家で過ごすことが多い、掃除・洗濯などの家事)、午後(長男の習い事、または家族で外出)、夕食準備。
(現状では、特に日曜日の午前中が比較的ゆとりがありそうだが、家事と子どもの世話で何となく時間が過ぎてしまうことが多いな…)

ステップ2:【「スコーン作り」の時間をどこに「予約」するか選択】
【選択肢A】土曜日の午後、公園から帰ってきてからにするか?(疲れているかも…)
【選択肢B】日曜日の午前中、家事を始める前にするか?(子どもたちも元気そう!)
【選択肢C】日曜日の午後、長男の習い事がない週なら可能か?(予定が不確定だな…)
(ゴールは「子どもと一緒に楽しむこと」。日曜日の午前中が一番心にも時間にも余裕を持って取り組めそう! → 日曜日の午前中を「スコーン作りタイム」として仮予約することを選択!)

ステップ3:【「スコーン作りタイム」を確保するために、他のタスクをどう調整(選択)するか?】
タスク1:日曜日の家事(掃除・洗濯)
【選択肢A】土曜日のうちに、ある程度済ませておく(洗濯は土曜に2回回す、掃除もリビングだけは念入りに済ませるなど)。
【選択肢B】日曜日のスコーン作りの後、子どもたちにも手伝ってもらいながら短時間で終わらせる。
(スコーン作りを気持ちよく始めるために、負担の大きい洗濯とリビング掃除は土曜日に済ませておくことを選択!日曜は簡単な掃除でOKとする。)
タスク2:日曜日の朝食と昼食の準備
【選択肢A】朝食は簡単にパンとヨーグルトなど、準備に時間がかからないものにする。
【選択肢B】スコーンをブランチにしてしまい、昼食の準備の手間を省く。
(スコーンをブランチにするのは楽しそう!少し遅めの朝食にして、スコーン作りと食事時間を繋げてしまうことを選択!これなら昼食準備も不要。ただし子どもたちの朝ご飯はおにぎりなどを用意しておく。)

ステップ4:【スコーン作りの準備を効率化する選択】
【選択肢A】使うレシピは、工程が少なく、子どもが飽きないうちに完成するものを選ぶ。
【選択肢B】前日(土曜日)の夜に、必要な材料(薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、バター、牛乳など)を計量して準備しておく。道具も出しておく。
(両方選択!段取り八分という言葉もあるし、準備を万端にしておくことで、当日はスムーズに楽しく始められる。レシピも子どもが「できた!」を早く感じられるものを選ぶ。)
【結果】具体的な「時間割」と「やること・やらないこと」の選択によって、漠然としていた「お菓子作り」の夢が、現実的な予定へと変わりました。こうして、小さな成功体験を積み重ねることが、次のステップへの自信に繋がるのです。

「ちょっと不格好」も、手作りの勲章!

いざお菓子作りを始めてみると、思ったように膨らまなかったり、少し焦げてしまったり、そんなこともあるかもしれません。でも、そこで「やっぱり私には向いてないんだ…」と落ち込む必要は全くありません。お店で売っているような完璧な仕上がりを目指す必要はないのです。

大切なのは、その過程を楽しみ、そして「自分で作った」という達成感を味わうこと。そして何より、家族が「ママが作ってくれたお菓子、おいしいね!」と笑顔で頬張ってくれることではないでしょうか。その笑顔こそが、最高のスパイスであり、次もまた作ろうというモチベーションになるはずです。

最初は簡単なレシピから。少しずつ慣れてきたら、新しいレシピに挑戦してみる。そんな風に、自分のペースでステップアップしていく過程もまた、お菓子作りの醍醐味です。失敗は成功のもと。不格好なクッキーも、愛情がたっぷり詰まった世界で一つだけの作品です。

おわりに

「時間がない」という言葉で、自分の「やりたいこと」を諦めてしまうのは、とてももったいないことです。時間は、意識して「選択」することで、創り出すことができるのです。使っていなかった引き出しの奥から、お気に入りだった物を見つけ出す作業に似ていますね。

今日からできる小さな「時間割」の工夫、そして「今の私にできることから始めてみよう」という淡々とした選択。その一歩が、皆さんの日常に新しい彩りをもたらし、「自分自身の小さな楽しみ」を実現する扉を開いてくれるはずです。
皆さんが新しいことにチャレンジする姿を見たお子さんにも、必ず良い影響を与えられるはずです。
皆さんが、お菓子作りの甘い香りに包まれ、心豊かな時間を過ごせるようになることを、心から応援しています。

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長谷川絵里子
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長谷川絵里子(整理収納アドバイザー)

zugvogel-3 渡り鳥さん商会

動作がスマートに見える財布やバッグなどの商品開発を行う整理収納アドバイザー。セミナーでは、物との向き合い方を通して、自分にとって必要なものは何なのかを見極め、心の中も整理できる方法を教えます。

長谷川絵里子プロは北海道テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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